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常識

今から約10年前の国分寺の居酒屋で、都内の各大学へ通う大学生達が集まって飲み会を開催していた。必ず、何かをテーマに議論することが多々あったが、『社会人とは、一体、どういうことか』という定義をめぐる質問会になった。

質問会になったのは、国立大学法人の中で唯一の社会学部に所属している大学生がいたからである。手っ取り早く答えを知るためにも、あれこれ考えず専門家にご教示いただくのが一番である。

「五分前行動とかよく言われたけど、それが社会人?」

「あ、いや、自分の所有する家屋や土地、自分が所属する団体(会社など)以外での場所(公共施設など)で規範や秩序を守る人。面識のない人と待ち合わせする場合や団体で行動する場合とかは、5分前に行動して時間を厳守しないと、相手が不快感を抱くから、という理由。交通ルールがわかりやすい。守らないと、危ないし、周囲に迷惑がかかるので、社会人として罰則罰金の対象となる。この辺は学生だと注意だけで済まされることもある」

おっさん、常識があれば良い。

どうするか会議、決定版

今から約10年前の国分寺の居酒屋で、都内の各大学へ通う大学生達が集まって飲み会を開催していた。必ず、何かをテーマに議論することが多々あったが、都内の大学ならどこでも同じことを教えられる『住みたい場所、住めれる場所』のことについてであった。

「大体、自分の年収分の同額の土地と家屋であり、東京都内の企業に単身の新卒で就職しても、500万〜1,500万円が限界。平均したら700万前後である」

と、復唱されている。

都内であれば、八王子市あたりより西側であり、千葉県で言えば船橋市より東側、神奈川県であれば相模原市横須賀市あたりの南側。埼玉県であれば所沢市より北側。というわけで、実際に見学してみて、大体、早稲田大学生を筆頭に「思い出(作品)を残して帰ろう」という結論にいたる十八番。

実家が千葉県勢の大学生も「実家から会社に通っても1,500万〜2,000万が限界(区内15~20坪)」と嘆く。

ちなみに『住みたい場所』の候補にあがる場所や高級住宅地にどうやったら住めれるのか疑問に思うから、実際にお住まいのお嬢様達に聞いてみた。

「両親(父•母)が総合商社」

「パパが役員」

すごいおっさん。

財形貯蓄制度を利用して、財形住宅貯蓄に毎月5万円を給料から天引きした場合、年間で60万円が溜まる計算になる。運用の実績として最低でも1年間は積立てると、貯蓄額に対して約10倍の限度額を提携している金融機関から借入(ローン)できる。それから耐久と経年劣化にかかる費用を考慮しても、ほんと、すごいおっさん。

さて、月々の家賃として1Kマンションに6万前後を支払うケースだと、一年間は財形住宅貯蓄に月に5万円を天引きしてもらう形で貯蓄を行い60万を頭金にして、まずは500万前後のマンションを住宅ローンを利用して購入した方が経済的。諸費用とローンにかかる金利手数料込みも含めて総額600万から頭金の60万を差引して、540万を借入。5年で返済していくと仮定して、年額108万円、月額換算で9万円。マンションが購入でき次第、6万相当の1Kマンションに支払う賃貸契約を解約して、返済に充てる、という計画が大卒の初任給の一般的な方法。赴任地における住宅取得のもっとも堅実な進め方として大学の講義でも学習できる。補足として、賃貸マンションが二年毎に契約更新として更新料を取り立てるのは、実は二年未満でその賃貸契約を解約してもらいたい、という狙いがあるからでもある。理想としても、やはり一年間で貯蓄できた額を目安に住宅ローンを組み、高望みせず着実に資産として積んで行くのが現実的で望ましい、らしい。

だけど、単身だと、どうしても1Kの賃貸マンションで満足してしまいがちで、奮い立たせれる何かがあれば良いのだが、ない場合は、素直に「思い出(作品)を残して帰ろう」。

 

大志は抱かない方が良い

今から約10年前の国分寺の居酒屋で、都内の各大学へ通う大学生達が集まって飲み会を開催していた。必ず、何かをテーマに議論することが多々あったが、いざ、就職活動をするにあたって実際に用意しなければならない面接の対応策について不満を吐いていた。

「何だよ、学生時代に頑張ったことは何ですかって。大学の単位取得とアルバイトぐらいじゃね」

「困難な壁にぶつかったら、どうしますかって、そもそも困難な壁って何だよ」

「自己PRしてくださいって、いるかそんなの?」

 

この時は、まだわからなかったけど、会社に就職してわかった。

Q1.『学生時代に頑張ったこと』

A1.学生時代の所得(収入源)は何か。またどのくらいの額か。何に消費した(する)のか。

Q2.『困難な壁にぶつかったら、どうするか』

A2.会社(仕事)を辞めたいと思った時、どうするか。誰かに相談しても無駄なので、転職(他の会社や仕事を探す)もしくは帰宅(会社を辞めて地元に帰る)。

Q3.『自己PR』

A3.自由(勤務時間に暇)にさせると、どのくらい面倒くさい(何をしでかす)人間なのか。

 

おっさんの千里眼。

恋愛

今から約10年前の国分寺の居酒屋で、都内の各大学へ通う大学生達が集まって飲み会を開催していた。必ず、何かをテーマに議論することが多々あったが、大学の講義内容を共有することもあった。『恋愛とは何か』についての答えは、「○○くんが□□さんのことが好きなんだってー」と言いふらして○○くんと□□さんが気まずい雰囲気に包まれた時に何を思うかだったり、図書館で本を取ろうとした時にたまたま異性と手がぶつかりお互いを意識することだったり、パンを咥えてダッシュしていた時にぶつかった異性に一目惚れ、なんてことでは一切なく、『恋愛とは異性と食事を共にすること』だそうです。ジェンダー論曰く。

シンプルだった。相手の目を見て食事ができるか、話せるか、不快ではないか、味覚において好みが合うか、特に問題なければこの人と家庭でも食事ができるから次に発展させられる、というのが『恋愛』だそうです。

焼き肉を食いたい。「生ビール、ハラミ、ホルモン」そんな大胆に注文する娘と食事(恋愛?)したいと思った。おっさんだな。

待望の期待作! だけど

今から約10年前の国分寺の居酒屋で、都内の各大学へ通う大学生達が集まって飲み会を開催していた。必ず、何かをテーマに議論することが多々あったが、話題は久しぶりに携帯用ゲーム機RPGゲームの大作が発売されたことであった。シリーズを重ねる作品の中でどれが一番好きだったか、どのキャラクターが好きか、そんな話をしていたが、冷静になった時にふと気が付いたので話題を振ってみた。

「わざわざ、黒幕(ラスボス)を倒しに遠いところを旅しなくても、最初の街かヒロインと出会ったところで、結婚してほのぼの暮らせばいいんじゃね」

「それ言い始めたら、映画作品でも何でも全部そうやないっすか」

 

数年後。

「ほんまや……」

「黒い風が(ry」

 

おっさんになったなぁと思う。ほとんどのRPGゲーム作品で黒幕(ラスボス)を倒したら、エンディングを迎えて主人公達が故郷(最初の街)に帰還して終わる。

目標地点であるゴールは、何を成して達成とすべきか

今から約10年前の国分寺の居酒屋で、都内の各大学へ通う大学生達が集まって飲み会を開催していた。必ず、何かをテーマに議論することが多々あったが、先輩が就職活動の時期に差し掛かっており、議題は、『これから働くにあたって、目標地点であるゴールは、何を成して達成とすべきか』であった。

無論、意見は別れたが、大きく分けて、3つ程挙げられた。

1. 一軒家を建てる(建築費用土地代最低¥10,000,000~)こと。

2. 結婚(費用¥2,000,000~¥4,000,000)すること。

3. 国民年金保険料満額(38年分)の¥7,168,890を貯金すること。

これら上記3点の金額合計約¥20,000,000があれば、年齢を問わず定職から離れて、安定した月額¥87,500(生活費等)の所得さえあれば、一人の国民として完走したことになる。都内の大学に通っている大学生の集団だったので、都内に実家がある人もいれば、地元に実家があるが、下宿として賃貸の都内のマンションに住んでいる学生もいた。この時点で、「東京で暮らす、生活する」ということは実現していたので、結婚は都内に実家のある人と結婚できたら一軒家を建てる必要性がなくなって一石二鳥になることもわかった。

4.結婚して子供を授かったら教育費(学費)として一人につき¥4,000,000(国立進学)は必要になる。

5.車体費と運用費で¥3,000,000は必要。

累計¥27,000,000を貯蓄できたら、月額所得の確保だけに専念できる。年収¥5,000,000は、税金として3割近く控除があるので、約¥3,500,000を受け取れるが、生活費を年間¥1,500,000として消費していたら、貯蓄は年¥2,000,000であり、目標を達成するために約15年の歳月がかかってしまう。

高級住宅地の田園調布にお住まいのお嬢様大学生に「どこがゴールなの?」と聞いた時、彼女は結婚を視野に入れてなかったが、固定資産税だけでも60万はかかるそうなので、路頭に迷った挙げ句、「海外旅行に頻繁に行くこと」と述べた。

その後、後輩達も就職を果たしたが、東京から離れて実家に戻ったり、都内に一軒家があるのにも対して地方に移住したくて東京から地方都市の会社で働くことを選んだ人もいた。意外にも、都内で生まれ育った人は、高尾山よりも西の地方に移住することを目指している人が多かった。商社に入社した人たちは、既に東京から離れて海外拠点で生活している。

先陣を走り商社等に就職を果たした化物級の先輩達ですら、「都心から嫌でも離れたくなるよ」と教えてもらった。実際に、早々と退職して地方や地元に移り住んだ先輩がいたからこそ、真剣に考えるようになった。

 

さて、何処がゴールなのかわからずも就職活動を経験して、就職を果たしたが、もう間もなく迎える三十路を前に「おっさんになったなぁ」と思いながら、10年後(40歳)も同じ場所に電車で往復して同じ仕事をしていた自分がいたら、幸せなのであろうか、と『働くにあたって、目標地点であるゴールは、何を成して達成とすべきか』で挙げられた1~5までの項目を達成できるだろうか、考えた。退職して、地元で、これまでとは異なった方法で達成しようと思った。これまで培ってきた知識や技能を、この10年で活用してみる。自分としては勝負の年。